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マルシア・ゴメス・デ・オリヴェイラ氏は、「核のない未来賞」を受賞しました。氏はリオデジャネイロ出身、FAETECの教諭、International Uranium Film Festival (IUFF, 国際ウラン映画祭)の創立者で、初のブラジル人受賞者となりました。
リオで開催される国際ウラン映画祭(IUFF)は、ハリウッドの権威ある MovieMaker誌の「2024年世界で最もクールな映画祭25選」の1つに選ばれました。国際ウラン映画祭(IUFF)IUFFの創立者であるマルシア・ゴメス・デ・オリヴェイラ氏とドイツ人ジャーナリストのノルベルト・スチャネク氏が、ニューヨーク市で2025年核のない未来賞(教育部門)を受賞する予定です。2025年の第14回国際ウラン映画祭(IUFF)は、5月17日から31日まで、リオのMAM内のシネマテカで開催されます。/ 写真はルッカス・リーン。https://beyondnuclear.org/2025-nuclear-free-future-award-laureates-annou...

ノルベルト氏:この賞を頂くことは私たちにとって大変光栄なことであると同時に、2010年に始めた「映画を通して放射能の危険性を明らかにする」というこの活動を継続する義務を感じています。原子力エネルギー利用の賛否に関わらず、その危険性を理解しリスクを下げることは基本であり、社会全体で実践していく必要があります。この映画祭の創立は多くの困難を伴う挑戦でした。この映画祭は、私たちを信頼し映画を送って下さった方々、リオ、ベルリン、アリゾナ州ウィンドウロックなどで開催された映画祭に自費で足を運んで下さった方々、多くの国の映画製作者や映画プロデューサーの方々によって成り立っています。そして私たちに継続する力を与えて下さっています。
マルシア氏:この賞はウラン映画祭の重要性を示していると思います。特に今年は米国ニューメキシコ州で行われた世界初の核実験と、その後の核兵器使用によって広島と長崎が壊滅的な攻撃を受けてから80年となる年です。特にヒバクシャ(広島と長崎の被爆者、そして放射線の影響を受けた世界中のすべての人々)からのメッセージは重要です。「ノーモア・ヒバクシャ!Hibakusha Nunca Mais!」という素晴らしいメッセージを、映画祭に参加して頂いたブラジル在住の被爆者森田隆氏、盆子原国彦氏、そして渡辺淳子氏から頂いたことも強調したいと思います。
受賞者について:
マルシア・ゴメス・デ・オリヴェイラ氏(ブラジル)とノルベルト・スチャネク氏(ドイツ)は、2010年にリオデジャネイロで始まり、すでに世界中の50以上の都市で300本以上の映画を上映してきた国際ウラン映画祭(IUFF)の創立者です。映画祭は、ウラン採掘、核廃棄物、核戦争、原子力事故など、原子力エネルギーに関連する幅広い問題をカバーしています。この映画祭では「ヒバクシャ・ネバー・アゲイン・トロフィー」が授与され、映画製作者同士や一般の人々とのつながりを築く役割を果たしています。ノルベルト・スチャネク氏は、人権と環境問題を扱うドイツのジャーナリストで、作家、映画製作者でもありす。マルシア・ゴメス・デ・オリヴェイラ氏は、ブラジルの社会科学者、教育者、ドキュメンタリー製作者であり、リオデジャネイロのアドルフォ・ブロッホ州立技術学校でも教鞭をとっています。
SP ウダヤクマール氏 (インド) は、環境と社会正義の熱心な支持者で、原子力の影響から脆弱なコミュニティを守ることに注力しています。広く南インド地域のコミュニティにおいて放射線リスクや生態系への影響を説き、原子力エネルギー利用に対する危機意識を高めるための活動を精力的に行ってきました。
エドウィック・マジムレ氏(ジンバブエ)は、女性の声を届けるキャンペーンを行っています。彼女は鉱山労働者の貧困家庭で育ちましたが、100年以上の歴史を持つフェミニスト組織である婦人国際平和自由連盟(Women's International League for Peace and Freedom)の理事になりました。
クレー・ベナリー氏(米国)は、ナバホ族のトディチイニ一族およびナカイ・ディーン一族の一員である先住民のマルチアーティストでした。クレー氏は、兄弟たちとバンド「ブラックファイア」で音楽活動を行ったほか、米国のナバホ・インディアン居住地域を汚染し続けている500以上のウラン鉱山の廃坑除去活動にも精力的に取り組みました。彼は、2024年のウラン映画祭北米ツアーのデザインを完成させた数日後の2023年12月30日、48歳で亡くなりました。クレー氏の賞は母親のベルタ・ベナリー氏が代理で受け取る予定です。
ジョアンナ・メイシー博士(米国)は、作家、教師であり、仏教、システム思考、ディープエコロジーの研究者です。その発言は、平和、正義、環境保護のための運動において、多くの人から信頼されています。 「The Work That Reconnects」の講師であるジョアンナ博士は、個人と社会の変化のための革新的なフレームワークと、その適用のための強力なワークショップ方法論を生み出しました。 「気候変動から核戦争まで、私たちが直面しているあらゆる危険の中で、私たちの対応力の低下ほど大きなものはない」と自身のウェブサイトに書いています。
国際ウラン映画祭(IUFF)は、持続可能で平和な地球で暮らすことに関心を持つ方々や企業・団体の皆様のご協力があってこそ成り立っています。映画祭のサポーターになっていただける方、映画祭に興味をお持ちの方は是非ご連絡ください。
連絡先
International Uranium Film Festival
www.uraniumfilmfestival.org
www.uraniumfilmfestival.org
Márcia Gomes de Oliveira
Founder & Executive Director
Email: uraniofestival@ gmail.com
Norbert G. Suchanek
Founder & General Director
Email: norbert.suchanek@ uraniumfilmfestival.org
Libbe HaLevy
Ambassador of the International
Uranium Film Festival to the USA
Los Angeles
Japanese Translation
Yasuko
